会社の宴会などは『手締め(てじめ)』で終ることが習慣になってます。
「それでは皆さんお手を拝借!パパパン、パパパン、パパパン、パン!」
という、例のやつです。どうしてやるのか意味は分からないのですが気持ちよく、そして切りよく宴会を終わることが出来るので重宝しております。今日は、指名を受けたときの対応の仕方を勉強しましょう。
指名を受けたら、気持ちよく挨拶しましょう。
指名を受けたら、断れません!ここ間違えちゃダメですよ。「いやいや、私ではなく〇〇さんの方が良いです。」とか言ってジタバタしている人いますよね。これは絶対ダメです。潔く席を立って挨拶しましょう。
挨拶は、こんな感じです。
「ただいま御指名にあずかりました(①)の(②)と申します。皆様の益々の御発展と、御健康を祈念いたしまして(③)本締めを行います。ご唱和ください」(ご起立願いますという地域もありますね)
①会社名や肩書など(親しい仲間内なら省略)
②自分の名前
③一本、三本など手締めの種類
『手締め』の種類はこの3つ。そして、その対応方法。
『手締め』には、3種類あります。「三本締め」「一本締め」「一丁締め」です。
- 「三本締め」・・・「一本締め」を三回繰り返す。
- 「一本締め」・・・「パンパンパン、パンパンパン、パンパンパン、パン」と3、3、3、1回リズム良く手を叩きます。これが基本の一本締めです。
- 「一丁締め」・・・「三本締め「一本締め」を簡略化したものです。
1、三本締め
三本締めはお祝いやおめでたい席など盛大に盛り上げて終わりたいときの定番です。結婚式や新年会、還暦のお祝いの宴席に向いています。
冒頭で三本締めであることをお伝えすれば、あとは一本締めの要領です。
一本締めたところで、「よっ」と大きな声で合いの手を入れてもう一本。
二本目が終わったら「もう一本」や「もう一丁」と合いの手を入れて三本目を締めます。なんだか気合が入っていて良いですよね~。
2、一本締め
一本締めは忘年会や同窓会などの催事の際に行うのが一般的です。
「それでは皆さん、お手を拝借!」と声をかけ、手を前方に開いて構えます。
会場のみなさんも構えたところで、「よーぉ」と発声して、
「パンパンパン パンパンパン パンパンパン パン」
手締めが終わったら、「ありがとうございました」と唱和していただいたお礼を言い、会場内にいる人に拍手してもらって終了です。
3、一丁締め
こじんまりとした宴席向きです。最近はこれが多いですよね~。
一丁締めであることをお伝えすれば、「よーぉ」の発声までは同じです。
「パン」と1回だけ手を打って、お礼を言って終わりです。
大きな声や音が出せない場所では、指だけで打つ一丁締めにします。僕はこれを一度だけ味わったことがありますが、ビックリしました。最近では、結構あるみたいですね。
以上です。僕は自分自身とても勉強になりました。ありがとうございます!